JAL(日本航空)の飛行機内には、通常のエコノミーシートよりもひとつ上の座席クラス「クラスJ(クラス・ジェイ)」が存在します。
最近、このちょっと高級なクラスJに今までなかった優先席が設けられるようになってきました。それが「赤ちゃん(3歳未満のお子さま)同伴のお客さま優先座席」。
要するに乳児や幼児を連れた旅行や帰省向けの座席が、新しく作られた形になります(こちらから引用)。
「クラス J」赤ちゃん(3歳未満のお子さま)同伴のお客さま優先座席
赤ちゃん(3歳未満のお子さま)と一緒のご旅行で「クラス J」をご利用いただく際、「クラス J」の後方に赤ちゃん(3歳未満のお子さま)連れのお客さまの優先座席をご用意しました。インターネットでの座席指定も可能です。
赤ちゃん同伴のお客さま優先座席について:
子連れの旅行=エコノミーシートではない:
従来、特に決められたルールはありませんでしたが、子連れの旅行や帰省をする場合には、クラスJやファーストクラスなどの上位シートはなかなか使いにくい環境がありました。
ほんとは子連れだからこそ広めの席が良いはずなんですが、下記Q&Aのように、世の中の空気感としては「上位シートには子連れ客は来るな」というものがあったのも事実です。
私は4才になる6日前の娘と二人で、成田からシンガポールまで7時間余りビジネスクラスの旅をしました。結果的には娘は大半眠ってくれて何事もなかったのですが、周囲の「えっ・・・」という顔、見ちゃったので気疲れしました。
偶然かもしれませんけど私たちの列を挟んだ隣の席の人はCAに頼んで席移動していきました。私たちのせいかどうかは知りませんが、「エコノミーに下げてもらえばよかった・・・」と思いました。
お料理おいしく、いつでも頼めて、席は広く快適で、お菓子まで出て待遇はよかったですが、やはり周囲の乗客は気になりましたね。「ビジネス」という名前の通り「ビジネス利用のお客」がターゲットになってるのを痛感しました。
周囲の冷たい視線や嫌がられている空気に耐えられるのなら、絶対ビジネスはダメというわけではないと思いますが、100%快適な旅にはなりえないと思います。
その点、JALという航空会社が堂々と赤ちゃん優先座席を設けてくれたのは安心ですよね。これなら「ほんとうはクラスJで子連れ旅行に行きたいのに、狭いエコノミーシートで我慢しなくちゃ…」ということもなくなりそうな感じ。
なにせJALが子連れ客の利用を許可しているのですから、周りの空気などお構いなしに堂々と使ってしまえば良いのです。
優先席があるということは、その他のシートでは迷惑?
反面、わざわざJALがそういった優先席を設けたということは、ひっくり返せばJALも利用者層の間に「子連れ客は上位シートに来るな」という空気感があったことを認めているってこと。
つまり今後は子連れの旅行の際、できる限り赤ちゃん(3歳未満のお子さま)同伴のお客さま優先座席を使うようにしないと、その他の席を選んだお客さんからは今までよりももっと迷惑がられてしまうようになるかもしれません。
- 従来:クラスJを子連れ客が使うと迷惑がられる
- 今後:クラスJの子連れ客用の優先席を使わないともっと迷惑がられる
まぁこれはJALが明確に線引きしてしまったからこその問題とも言えそうですが、個人的には子連れ客が安心してクラスJが使えるようになった分だけ、良い試みだなーと評価したいと思います。
是非、広い席で子連れ旅行を楽しみたいというお母さんは、この優先席を活用してみてくださいね。
以上、乳児連れの旅行や帰省も安心!JALのクラスJには、赤ちゃん(3歳未満のお子さま)同伴のお客さま優先座席が設置されている…という話題でした。
参考リンク:
飛行機の搭乗や日々のクレジットカード利用でマイルを貯めたい方は、下記の入門記事もご覧ください。マイルの基本や仕組みがわかるようになりますよ。