今回は旅行慣れしている私が、海外旅行に持って行くと便利なものをまとめてみたいと思います。
こういった必需品はまぁ、人によって必要だ、不要だの議論になりやすいものなので、みなさん自身が必要と思ったもののみ持参すればOK。
無理にすべてのアイテムを持っていくことはありませんので、あくまで私の一意見として読んでもらえれば幸いです。
海外旅行の必需品まとめ:
1.スマホのバッテリー:
個人的に一番、必需品だなーと思うが、スマホ用のモバイルバッテリーです(スマホに接続することで充電できる、持ち運び可能な充電器のこと)。
海外では日本ほどカンタンに携帯の充電できないため、移動が多かったり道に迷うことがあるとすぐにスマホの充電がなくなってしまうもの。
そういう時に1回分だけでもフル充電可能なバッテリーがあればなにかと便利&安心なので、これはゼッタイに持っていくようにしてください。
- スマホ充電切れ:Googleマップで現在地の確認もできない
- モバイルバッテリー有り:スマホの充電がなくなっても安心
今や下記のように急速充電できるモバイルバッテリーも存在するため、海外旅行の時以外にも持ち歩くと便利ですよ。
万が一のときの保険としてどうぞ。
2.常備薬、酔い止め:
常備薬はよく言われている海外旅行の必需品ですね。
万能的に使える正露丸などが一般的に言われているベストな常備薬ですが、他にも胃腸が弱い方は胃薬、風邪をひきやすい方は風邪薬などもついでに持って行くと便利でしょう。
- 正露丸:万能薬として使える
- 胃薬:漢方系の胃腸薬では弱いかも
- 鎮痛剤:頭痛だけでなく発熱や虫歯にも
- 虫刺されの薬:熱帯地方に行くなら
ほかにも熱帯地方に行くなら虫刺されや虫よけスプレーがあると便利です。
酔い止めは意外と必須:
また、ついつい忘れがちなのは酔い止め。
飛行機酔いは滅多なことがない限りないかもしれませんが、船やバスでの移動が多い旅行だとカンタンに気持ちが悪くなるので酔い止めを持っているとなにかと安心です(日本のように道が整備されてないので悪路&山道だとカンタンに酔う)。
また、飛行機は飛行機でも、小型飛行機に乗る旅行の場合には酔い止め必須。
- 小型飛行機での移動
- バスでの長距離移動
- 船での移動
セスナとかに乗ると、ほんと殺す気か…ってくらいに揺れます(笑)
3.爪切り(つめきり):
3つ目の必需品は爪切り。
一般的に海外旅行への必需品というとアーミーナイフ(十徳ナイフ)を持っていけとか、小さめの折りたたみナイフがあるといいよとか言われますが、こういったものって空港での持ち物検査で捕まったりするんでメリットよりもデメリットが多いように思います。
- 十徳ナイフ:持ち物検査でひっかかる
- 小型ナイフ:持ち物検査でひっかかる
とりわけ外国語が苦手な方は、説明に苦労することでしょう。
爪切りはハサミとしても使える:
その点、爪切りなら持ち物検査で質問されることもありませんし、持ち歩いていても違和感がないのがおすすめ。
爪も切れるし糸やタグも切れるしでなにかと出番は多いので、個人的には爪切りをおすすめしたいですね。
刃を少し出して利用すれば、ちょっとしたハサミの変わりにもなります。
4.流せるウェットティッシュ:
海外旅行への必需品には良く、ウェットティッシュがあげられているんですが、個人的には一歩進んだ「流せるタイプのウェットティッシュ」がおすすめです。
こちらであれば汗をかいた時に使えるという通常の利用方法に加え、衛生的ではないトイレでも活躍することになるので一石二鳥。
- 通常のウェットティッシュ:トイレで使えない
- 流せるウェットティッシュ:トイレでの利用もOK
私のようにウォシュレットがないと生きられない人間にも、ウェットタイプのティッシュは活躍することでしょう。
男性向けのカッコいい商品も:
ちなみに。
最近は下記のような商品も販売されているので、海外旅行だけでなく国内の日常生活でも活躍すること間違いなし。
とりわけ男性が赤ちゃんのおしりふきのようなものを持ち歩くわけにはいかないですからね。こういった商品があると便利です(汗拭きシートとして活用も可能)。
5.SIMフリーのスマホ:
SIMフリーのスマホ持参も重要です。
今や高い旅行金を払えばNTTドコモ、au、ソフトバンクといった携帯電話を海外で使うことも出来ますが、やはり料金はどうしても高額になってしまうデメリットがあるので、SIMフリーのスマホを持っていくのがベストですね。
- 大手キャリアのスマホ:海外でも使えるが高い
- SIMフリーのスマホ:海外で格安SIMを買って使える
『いやいやSIMフリーとかよくわからないし、知っていても海外でSIMカードを買うのは英語が苦手な私にはちょっとツラい…』という方は、日本で入手可能な海外向けのWi-Fiを持っていくのも手。
こちらを利用すれば今持っているスマホをそのまま海外で使えるため便利ですよ。
通話はLINEやSkypeを使えば、高い通話料がかかることもありません(料金等はグローバルWi-Fiの公式サイト参照)。
6.変換プラグ:
日本製品のコンセントは海外では刺さらないことがあるとか、電圧が違うことがある…というのはよく言われている話。
しかし、今やパソコンやスマホのACアダプタは海外の様々な電圧に対応しているものなので、変圧器が不要なケースも多くなってきているように思いますね。
- 昔:電圧が違うだけで家電やパソコンが壊れた
- 今:幅広い電圧に対応している
そのため、『これだけは絶対に壊したくない!』と電化製品を海外に持ってく場合じゃなきゃ、特に変圧器は不要でOKです。
変換プラグだけで十分:
ただどんなに家電製品がさまざまな電圧に対応できるようになっているとはいえ、コンセントの形状だけはどうすることもできません。
そのため、海外に渡航をするのであれば、その国のコンセントの形状を確認し、それに適した変換プラグを持ってい必要性はまだ有り。
- 日本のコンセント形状と一緒の国:変圧器は不要かも
- 日本のコンセント形状と違う国:変換プラグ必須
その中でも中国のコンセントは日本のものと著しく異なるので、中国出張や旅行に行く場合には変換プラグを持っていくのが無難かもしれません(下記のような変換プラグなら150カ国に対応してくれる)。
尚、1泊数千円以下の安いホテルに止まるのではなく、マリオットやらヒルトンやらの高級ホテルに泊まる場合にはフロントで変換器を貸してくれる可能性大。
短期旅行であればホテル頼みで海外に行ってしまっても問題はないかと思われます。
7.本やゲーム機:
飛行機での長距離移動って、経験のない方からすると想像ができないかもしれませんが、恐ろしく退屈で窮屈な思いをするもの。
それが顕著に出るのがエコノミークラス&3人席での移動ですね。
仮に真ん中の席に案内されてしまった場合には、閉所恐怖症の方ならちょっとしたパニックになってしまうほどに窮屈で時間が長く感じられるものなので、本やゲーム機といった、時間を潰すのに役立つ持ち物をカバンに入れておくようにしてください。
これらのアイテムがないと、まるで精神鍛錬のような時間を過ごすことになります。
8時間以上の移動ならゲーム機が必須:
まぁ台湾や上海といった近場であれば本だけでもOK。
しかし、パリ、ロサンゼルス、ニューヨークなどの遠距離、さらには地球の裏側のサンパウロまで移動する予定がある方は、絶対に任天堂スイッチやPSPなどのゲーム機を持ち込んだほうが良いです。
ゲーム機があるのとないのとでは、時間の経過スピードに雲泥の差があります。
- 長距離路線:ゲーム持参がおすすめ
- 短距離路線:本だけでも十分な場合も
同様にiPad等で映画を観る…なんて暇つぶしの方法もありますが、こちらも見ているだけだと不思議と飽きてしまうもの。ゲーム機にまさるものはありません。
8.クレジットカード:
海外旅行に持っていきたい持ち物、8つ目はクレジットカードです。
時々、クレジットカードが嫌いだから海外旅行も現金のみで行くぜ…なんて怖いもの知らずな方がいますが、海外では買い物だけでなくホテル宿泊やレンタカー予約でもクレジットカードが必須。
- カードなし:ホテル宿泊ができない場合も
- カードあり:カード必須なサービスも使える
それゆえ、カードがない状況で海外旅行に行くと、様々な場面で苦労をすることになります(詳しくはこちらの記事を参照)。
海外キャッシングもかなり便利:
また、海外で急に現地通貨が必要になった場合にもクレジットカードは便利。
そこら辺にあるATMにクレジットカードを突っ込むと、アメリカなら米ドル、中国なら人民元といった現地通貨をキャッシングすることができるのでなにかと便利ですよ(海外キャッシングOKのカードを持っていった場合)。
詳しくは下記記事にまとめてあるので参考にどうぞ。
9.海外旅行傷害保険:
海外旅行に行くのであれば忘れてはいけないのが海外旅行傷害保険。海外で急病や事故、トラブルといった万が一のことが発生した時に、助けてくれる保険のことです。
こう書くと『海外での滞在なんて3日くらいだから大丈夫!』なんて思われる方も多いのですが、海外での医療費の高さは日本人の想像以上。
たとえば盲腸の手術を受けることになってしまった場合には数百万円以上の費用を請求される可能性もありますし、急な心筋梗塞や脳梗塞などを起こしてしまった場合には数千万円以上の費用が必要なケースだって有りえます(海外での医療費についてはこちらの記事を参照)。
病気だけでなく賠償も怖い:
また、病気や事故だけではありません。
他にもホテルでお風呂の水を出しっぱなしにしてしまい、階下に水漏れを起こしてしまった…などの場合、自腹で負担しようとすると数百万円~1,000万円程度請求されるなんてことも。
このように海外には人生を狂わせかねない落とし穴が多く潜んでいるので、ゼッタイに海外旅行傷害保険は加入していくようにしてください。無保険でいくのは無謀以外のなにものでもありませんよ。
無料で旅行保険に入る方法も:
尚、『私は安く海外旅行に行きたいから、旅行傷害保険代を払うのは嫌だ!』という方は、下記記事なども参考に。
完全無料で旅行保険加入する方法もあるにはあるので、保険代を払いたくないなら実践してもらえればな…と思います。
10.緊急連絡先のメモ:
必需品の最後は緊急連絡先のメモです。
下記のものを予めコピーやメモするなりしておけば、万が一のトラブルが発生した時にもそれほど慌てずに行動することが出来るようになるので、スーツケースなどの中に必ず入れておくようにしてください。
- パスポートの写し
- 渡航国にある日本大使館の連絡先
- 運転免許証の写し
- クレジットカードの写し
- クレジットカード会社の緊急連絡先
- キャッシュカードの写し
- 銀行の緊急連絡先
- 日本語が通じる医療機関の連絡先
- 海外旅行保険の緊急連絡先
ただこれらの情報をいくらメモしておいても、スーツケースごと盗まれてしまう可能性もゼロではないので、心配で仕方がないという方はDropboxやGmailなどのクラウドサービス上で確認できるようにしておくと更にベター。
それらのクラウドサービスが100%安心なのかというのは議論が分かれるところではありますが、少なくとも海外旅行の際には役立つことでしょう。
複数国を旅行する際にもカードは便利:
クレジットカードは複数の国をまたいで旅行する際に非常に便利。
現金の場合には国境を超える度に、その国の通貨に両替をしないと使えませんが、クレジットカードであればそのまま支払いに使えるメリットがあるためです。
- 現金:現地通貨に両替しないと使えない
- カード:両替せずにそのまま支払いに使える
加えて、国をまたぐ度に両替を繰り返していたら、為替手数料だけで保有資金が半減してしまうことも。
その点、クレジットカードならどこの国で使っても手数料が同一なのでお得ですよ。
海外旅行の際に、あると便利なもの:
次に必需品までではなくとも、あると便利だなと思うものもあげておきます。これらのアイテムがあれば海外旅行がより快適になりますよ。
11.無線LANにできる機器:
海外ホテルは有線LANによるインターネット利用がまだまだ多い傾向にあるため、MacBook Airなどそもそも有線LANが刺さらない…というノートパソコンをお持ちの方は、有線LANを無線LANに切り替えられる機器を持っていくのがおすすめ。
また、こういった機器が1つあれば、スマホが利用できるようになったり、任天堂DSなどのWi-Fiを必要とするゲーム機もストレスなく使えるようになるので、なにかと便利です(後述する小型の無線LANルーターで問題なし)。
- Wi-Fiルータ有り:
ホテルの有線LANを利用してパソコン、スマホ、ゲームが使える - Wi-Fiルータ無し:
ホテルの有線LANが使えないため、日本から持ってきたWi-Fiルータ等を使うしかない(パケ代などが高くつくことも)
当然、同僚や友人、家族などと団体で海外旅行に行く際にも活躍してくれるアイテムになると思います。
USBで給電出来るタイプを推奨:
尚、旅行向けの小型Wi-FiルーターにはUSBケーブルで給電するタイプと、コンセントから直接給電するタイプの2種類がありますが、おすすめはUSBケーブル経由のほう。
これは前述のように海外のコンセント形状というのは日本のものと異なるので、コンセントからしか給電できないタイプのWi-Fiルーターでは使いにくい国も多いためです。
- コンセントから給電:コンセントの形状が問題になる
- USBケーブルから給電:パソコン等から充電を取ることも可能
まぁ変換プラグも一緒に持ち歩けばなんの問題もありませんが、USBケーブル経由での給電であればパソコンから充電を取ることも可能…と、使い勝手は良いと思いますよ。
12.サングラス:
ハワイやグアムといった南の島や、アメリカのカリフォルニアなどなどの暑い国に旅行に行くならサングラスも必需品。
昔は私もサングラスなんて格好つけたい人が身に付けるもんだ…くらいに思っていた頃があったんですが、海外に行ってみてその考えを改めました。
海外における太陽光の強さは、日本におけるソレとは比較になりません。
- 日本国内:サングラスがなくても平気
- 海外(南国):サングラスがないと眩しすぎる
なかでも海外でレンタカーの運転をする予定がある方ならもう必携。
無いと本気で目をやられますし、下手すると前が見えなくて事故ります(下記の1,000円ちょっとで購入できる偏光サングラスで十分です)。
13.洗濯ネット:
洗濯ネットも海外旅行に持って行くと良いアイテム。
汚れた衣類をいれておくケースに出来るだけでなく、海外でコインランドリー等を使うことになった場合でも衣類を傷めないメリットがあります。
- 洗濯が不要な時:不要な衣類をまとめる袋に
- 洗濯が必要な時:衣類を傷めない効果有り
しかも海外の洗濯機ってガサツ…(苦笑)
日本の繊細な衣類なんてカンタンに壊されてしまうので、『日本だったらこれは洗濯ネットに入れないだろう…』というものでも、出来る限り洗濯ネットに入れた状態で洗うようにしてもらえればと思います。
14.マスク:
新型コロナの蔓延によって今やマスクも必携の持ち物に。
こちらは乾燥しがちな飛行機の中で喉を守る…という効果があるのはもちろんなんですが、冬場の飛行機とかだと隣の席の人がひどく咳き込んでいたりすることがあるので、ウィルスや菌から自分を守る効果も見込めます。
とりわけ経験がある方ならわかってもらえると思いますが、狭いエコノミー席で隣の人が咳き込んでいるとかなりストレスになるんですよね…。
『ああ、これは風邪をもらったな…』とか、『インフルエンザじゃないといいけど…』など、不要な不安を抱え込むことになります(苦笑)
長期旅行が風邪で台無しになることも:
更にこれが海外旅行への行きの飛行機の場合、下手すると旅行行程すべてを風邪で台無しにしてしまう可能性も…。
- マスクなし:風邪になって旅行が台無しに
- マスク有り:健康に旅行を楽しめる
そのため、周りのためにも自分自身のためにもマスクをするのがおすすめなのですね。
空気が汚れている国でも活躍する:
あと、東アジアや東南アジアの国では大気汚染によって空気が濁っていることも多いので、日本製のマスクを持参するとなにかと重宝する…というのもあります。
実際、台湾などでスクーターに乗っている方はほぼほぼマスクを付けていますし、中国の主要都市でもマスクは必需品。
反対にアメリカやヨーロッパ諸国でマスクを付けると、重病にかかっているんじゃないかと疑われてしまうケースもあるので、利用時にはお気をつけください(下記のようなPM2.5に対応したマスクがあると安心)。
15.歯ブラシ&歯磨き粉:
海外に持っていったほうがいいもの、最後は歯ブラシです。
日本のホテルだと部屋に歯ブラシがついていることも多いんですが、海外のホテルには常備されていないことも多いので、日本から使い慣れた歯ブラシを持って行くと安心でしょう。
- 海外のホテル:無料の歯ブラシはなし
- 日本のホテル:どこでも歯ブラシがある
また、海外の歯磨き粉はちょっと粗悪な感じのするものも多いので、虫歯になりやすい方は日本製の歯磨き粉を持っていくのもおすすめ。
私は更に小型ボトルのリステリンなどを持っていって、虫歯対策をするようにしています(リステリンは比較的海外でも入手しやすいものなので、無理に持っていかなくてもコンビニやドラッグストアで購入可能)。
自由な海外旅行を満喫したいなら:
これは比較的、ゆとりのある海外旅行をしたい方向け…ですが、日本語であれこれと相談することが可能なコンシェルジュサービス付きのクレジットカードが1枚あると、海外旅行の幅がグンと広がるのでおすすめ(コンシェルジュの解説は下記記事より)。
たとえば、コンシェルジュサービスが使えれば現地で人気のレストランを予約したり、オペラやサーカス等のチケット手配も出来てしまうので、英語やスペイン語といった、日本語以外の外国語が苦手だという方は上手に活用してみてください。
それだけで海外旅行をもっともっと、堪能できるようになりますよ。
必需品とともに海外旅行を楽しもう:
ここまで海外旅行や出張に役立つ、様々なアイテム&サービスを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
海外では日本にいると思いもつかないようなトラブルが発生するものなので、それらに対応すべく、きちんとした準備をしたうえで渡航するのがベスト。
とりわけ海外旅行保険やクレジットカードは必携なので、必ず加入&持参するようにしてくださいね。
以上、旅慣れしている私が選ぶ、海外旅行に持って行くと便利な持ち物まとめ!はじめて海外渡航をするなら、これらの必需品を持って行こう…という話題でした。
参考リンク:
海外旅行に行く前には、下記の海外におけるクレジットカード事情をまとめた記事もあわせてお読みください。
これを読めば『1回払いって英語でなんていうの?』といった疑問が解決できるようになります。