飛行機で前の席で座った人が椅子を倒してきたため、自分のスペースが狭くなってしまった!窮屈で身動きが取れない!…そんな悩みからあなたを開放してくれる商品が、アメリカでは販売されているそうです。
それがニーディフェンダー(Knee Defender)
その名の通り、膝を守るための装置という意味のこの商品は、下記画像のように前の座席のテーブルに設置することで、椅子がリクライニングしてくるのを防ぐ効果があります(引用元はこちら)。
この装置を設置してしまえば、あなたの前の席の人はどうやっても椅子を倒すことが出来ません。安心して自分のスペースを守り、快適な移動を実現できるはずです!
ニーディフェンダーについて:
この商品が原因でトラブル発生:
まぁ…このようにニーディフェンダーは、前の席の方にとってとてつもなく迷惑な商品なわけですが、2014年8月24日、この装置が原因でとうとうトラブルが発生し、ユナイテッド航空の飛行機が緊急着陸する事態にまで発展してしまったようです。
-
「膝を守れ」、狭い機内のアイデア商品-乗客けんかで一躍注目(記事はすでに削除済)
ニュージャージー州ニューアーク発デンバー行きのユナイテッド航空1462便は24日、この用具を使った乗客と前の席の乗客がけんかになったためシカゴに緊急着陸する事態になった。
AP通信によれば、後ろの席の男性が客室乗務員の求めにもかかわらず用具を取り外すのを拒んだため、前の席の女性が男性に水を浴びせた。
普通のエコノミーより5インチ(約12.7センチ)広いスペースのため追加料金のかかるエコノミー・プラスの座席での出来事だったという。
前の席の人からすると迷惑そのもの:
さすが水をかけてしまうのはいけませんが、前の席の人からしてみたら『自分の権利』であるリクライニングの自由が強制的に奪われてしまうわけですから、怒る気持ちはわからなくもありません。
そして後ろの席の方も指摘された後にリクライニングを拒否しなければ、こんなことにはならなかったはず(そもそもニーディフェンダーを使おうとする自体が、アレな感じですけれども)。
こうして、いい大人が飛行を妨げるほどの大ケンカをした結果、緊急着陸に繋がってしまったものと思われます。
航空会社は利用を認めていない:
尚、当然な話ではありますが、ユナイテッド航空としてはニーディフェンダーの利用自体を認めていないとのこと(CNNのニュースより)。
ユナイテッド航空は、同装置の機内での使用を認めていないという。
こうなるとやはり、ニーディフェンダーを利用した側のお客さんのほうに問題があったと言わざるを得ません。
Amazon.co.jpでは販売されていない:
念のため、日本国内でもニーディフェンダーが入手できないかどうかをAmazonで調べてみましたが、Amazon.co.jpでは残念ながら入手不可。
問題が多い商品ゆえに、現時点で流通はしていないようです。
日本の国内線はリクライニングすらしない:
ちなみに。
アメリカの国内線飛行機を利用したことがある方はわかってもらえると思いますが、あちらの文化だとシートベルトランプが消えた瞬間にみなさん、ガタガタガタっと椅子をリクライニングさせる傾向があるんですよね(ポーン…ガタガタガタ…という感じ)。
もう椅子を倒すのが当然…と言わんばかりに、無言で椅子を倒してくる人ばかり。私もはじめてその瞬間を見た時には、少々、驚いてしまったほどです。
日本ではリクライニングする人が少ない:
反面、日本の国内線飛行機の場合には、ほとんどの乗客がリクライニング機能を利用しません。
- アメリカの国内線:ほとんどの方がリクライニングを使う
- 日本の国内線:ほとんどの方がリクライニングを使わない
これは日本人の国民性として、1~2時間程度の飛行くらいでは後ろの人に迷惑をかけるよりも、ちょっと窮屈な思いをするほうを選択してしまう方が多いのかも。
私もまず、座席を倒しません(ビジネスクラスやファーストクラスだと、椅子を倒しても後ろの人に迷惑がかからない仕様になっているためか、みなさん気軽に倒してる印象)。
日本で発売されても需要はなさそう:
こんな感じでこの先、日本でニーディフェンダーが発売されたとしても需要はまったくなし。そもそもなんのためにそんな器具を取り付けるのか、見当もつかない方のほうが多いことでしょう。
まぁほんと、日本に生まれて良かったなぁと思うばかりです。
以上、前の座席の人から、強制的にリクライニングの自由を奪う『ニーディフェンダー』が原因で、飛行機が緊急着陸するトラブルに…という話題でした。
参考リンク:
これから海外旅行や出張に行く予定がある…という方は、下記記事もあわせてどうぞ。私が海外に持っていったほうがいいなと思う必需品をまとめています。