出張で利用するような1泊5,000円~8,000円のビジネスホテルの部屋って、基本、寒くて乾燥していますよね。
そして、下記のような特徴がある場合がとにかく多い(どのビジホでも似たような感じ)。
- シーツや毛布が薄っぺらくて寒い
- 乾燥していて利用済みタオルが朝にはカチカチに
- 部屋着が薄くて寒い
- エアコンを強にしても部屋が寒いまま(もしくは強すぎて乾燥)
たぶん、ビジネスホテルに泊まり慣れている方なら、「そうそう!」と同意してくれるのではないでしょうか?(苦笑)
そこで今回は参考までに、出張の多い私がビジネスホテルで風邪をひかないために実践している5つのことをまとめてみました。これらの対策を取ると風邪をひく確率がグンと下がるので、おすすめですよ。
出張先のホテルで風邪をひかない方法:
早速、出張先のビジネスホテルで風邪をひかないようにする方法をまとめます。
1.加湿器の代わりに給湯ポットを使う:
加湿器の設置や貸出がないビジネスホテルで使いたいアイテムは給湯ポットです。
T-falのような電気ケトルが設置されている場合もあれば、昔ながらの給湯ポットが設置されている旅館のようなところもあるかと思いますが、どちらであっても問題なし。
室内でお湯をわかせば加湿器の代わりになるため、部屋の湿度をグッとあげることが出来ます。
濡れたタオルで湿度を高める:
それに加え、部屋に濡れたタオルを設置するのも手。
テーブルの上にタオルを広げるように置くか、濡れたタオルをハンガーで干すなどすればかなりの加湿効果が得られます。
- テーブルしかない場合:テーブルの上に広げて干す
- ハンガーがある場合:ハンガーで濡れタオルを干す
場合によっては濡れたタオルをブンブンと回して、部屋を湿らせる人もいるくらい。湿度が足りないなら湿らせればいいのです。
2.追加の布団や毛布を借りる:
部屋が寒くて寒くて仕方ない場合は、追加の布団を借りるのも良いアイデア。
基本的にどのホテルでも『部屋が寒いので布団を貸してください』とフロントに言えば追加の布団を貸してくれるので、布団が薄くて寒い場合には躊躇せず相談してみてください。
毛布を借りることも出来る:
また、仮に追加の布団がない場合にも毛布の控えはあるものなので、どうしても布団が貰えないなら毛布が貰えないかの相談を!
よほどサービスが悪いホテルではない限り、客室の数だけ毛布はあるはずなので貸し出してくれます。
- 追加の布団がある:布団を借りる
- 追加の布団がない:毛布を借りる
尚、部屋によってはハンガーラックの上に予備の布団や毛布が最初から入っている場合もあります。フロントに相談する前に確認してみてください。
3.部屋着は必ず持参:
ホテルの部屋着は夏冬兼用の薄っぺらいものなので、冬の寒さには対応不十分。
そのため、冬に出張に行くなら快適に過ごせる暖かめな部屋着をもっていくのが無難かもしれません。これだけで布団が不要になるくらい、対応が温まることもあります。
『いやいや、荷物を増やしたくないよ!』という場合には、バスローブやバスタオルを身体に巻いて寝るのもひとつの手段。
前述の布団と組み合わせればこれで十分に暖かくなります。
普段着を着て寝ることも:
それでも寒くて寒くて仕方ない…という時は、私服のまま寝るのもおすすめ。
確かに寝にくくなってしまいますが、風邪をひくよりは良いというものですよ。私もよくチノパンやジーンズといったズボンを履いて寝ています。
※下記商品のように旅行用のパジャマも販売されている。
4.カーテンは必ずしめる:
ホテルが上層階にあるような場合、夜景が綺麗でついついカーテンを開けっ放しで寝たくなってしまいますが、カーテンの保温効果は意外と馬鹿にできません。
- カーテンを開けて寝る:保温効果が低い
- カーテンを締めて寝る:保温効果が高い
カーテンを締めるだけでもだいぶ暖房効率があがりますので、部屋がなかなか温まらないなーと思ったら、カーテンを全部閉めてみてください。
これで部屋が暖かくなればしめたものです。
厚手のカーテンのほうもしめる:
こう書くと「いつもカーテンは閉めてるけど暖かくならない」と思う方もいるかもしれませんが、ちゃんと薄手のレースカーテンだけでなく、厚手のカーテンのほうも閉めていますでしょうか?
- 薄手のカーテンのみ:保温効果は低い
- 厚手のカーテンも併用:保温効果が高い
これら2つのカーテンをしっかり閉めれば前述のように保温効果は高いのでおすすめですよ。いつもよりもエアコンのききが良いな…と思えるはずです。
5.それでも寒かったらコートを着て寝る:
それでも寒かったら、出張に持参した自分のダウンコートやダッフルコートなどのアウターを着て寝るようにしてください。
寝るときに着ていたらクチャクチャになってしまうかもしれませんが、寒くて風邪をひくよりは絶対にマシ。
背に腹は代えられないので、翌日にユニクロに行くくらいの気持ちで、着込んで寝てもらえればと思います。
お風呂場にお湯を張って寝るのは注意:
乾燥したビジネスホテルの部屋を湿らすために、お風呂場にお湯をはって開けっ放しにする方法が紹介されていることもありますが、これは下手をすると火災報知機が反応してしまうので要注意!
- うまくいけば:部屋の湿度が大幅にあがる
- 失敗すると:火災報知器が反応して大変なことに
多少、湯気を室内に取り込むくらいであれば問題ありませんが、浴室のドアをフルオープンにして湯気を取り込むのだけは避けたほうが無難だと思われます。
それでも風邪をひいてしまったら:
そこまでしても風邪をひいてしまったら、風邪薬を無料でくれるホテルは意外と多め。
朝起きて喉が痛いな、熱っぽいなーと思ったら、フロントに気兼ねなく『風邪薬ください!』と伝えるようにしてくださいね。
以上、猛烈に乾燥しているビジネスホテルで、風邪をひかないためにやりたい5つのこと。乾燥して寒いホテル室内で、どう風邪対策をする?…という話題でした。
出張族の方は是非、実践してもらればなと思います。
参考リンク:
出張でビジネスホテルを使う機会が多い方は、下記記事もあわせてご覧ください。ホテル代や旅館宿泊費などの節約方法をわかりやすくまとめています。